大阪で行われる散骨は別として、大阪の一般的な家族葬の後日本の墓地では墓標として墓石が置かれることが多いですが、それに対して樹木をシンボルとし埋葬・供養することを樹木葬と言います。日本で初めてペットではなく人間用の樹木葬が許可されたのは1999年のことであり、2006年には日本初の公営の樹木葬墓地が整備されました。まだ歴史の浅い供養法ですが自然志向の人たちの間で普及してきています。
樹木葬は大きく2つに分けられます。一本のシンボルツリーを植えてその周囲に複数の遺骨を埋葬するタイプと、各区画ごとに一本ずつシンボルツリーを植えてそれぞれに遺骨を埋葬するタイプです。日本で主流となっているのは前者のタイプです。
樹木葬に用いられる樹木はサクラやモミジなど様々ですが、高くなりすぎないことと周辺環境に悪影響を及ぼさないことが求められます。墓石とは違って樹木が年々成長していくため景観が変化していくこと、落葉や開花などにより季節ごとに違った見た目になることが樹木葬の特徴です。