近年関心が高まっている樹木葬

以前は火葬したら、遺骨はお墓に入れるもの、そんなイメージしかありませんでしたが、最近はいろいろな埋葬の方法が出てきました。その中の1つが樹木葬と呼ばれるものです。あまり聞き慣れない表現かもしれませんが、ここ20年ほどの間に、広まってきた埋葬の方法であり、自然と一体化するという爽やかなイメージがあります。樹木葬は、樹木をシンボルとするコンセプトであり、日本人が大好きな桜などの木の周りに埋葬をするというものです。そして利用するのは、家族というよりも、単身の方や夫婦のみの方が多いのが特徴です。

樹木葬は、跡継ぎを必要としない永代供養であり、シンプルであること、費用を抑えることができることで関心が高まっています。そしてお墓や霊園などの一角に、こうした樹木葬エリアが作られ、そこに桜やハナミズキ、その他の木が植えられたりしています。また樹木葬といっても、大きな木をシンボルにするケースや、小さな草花などを受けて花壇のようにしたりする方法もあります。いずれにしても、気持ちがよく爽やかな埋葬の方法です。